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農家で体験!“ちばエコ野菜”でゴハンラリー
認証マーク ちばエコ農産物はそこらの野菜とちと違う 畑で収穫&農家でお食事でカラダ、イキイキ!
 たびたび私事で恐縮ですが、寝違えました。朝起きたら首に激痛が走り、首が回りません。天井を見上げるのもうつむくのも、痛みをともなうのでひと苦労。そんなわけで身も心もブルーです。ここはひとつ元気になりたい! で、思いついたのが栄養たっぷりの野菜。千葉県は、何を隠そう国内有数の野菜生産県。しかも近年は「ちばエコ農産物」を推進しているとか。これは、@通常の半分以下の化学合成農薬と化学肥料、A栽培作業の記録、B県職員による収獲前の現場チェック…など、厳しい条件をクリアした農産物。つまり人にも環境にもやさしく、食べて安心という“お墨付き農産物”なのだ。「じゃあ、農家を歩き回って『ちばエコ農産物』を使った家庭料理をあれこれ食べさせてもらいましょうよ」と編集M。い〜ね〜! 女ふたり、喜び勇んで香取市の農家へゴー!
 1軒目は大和芋を栽培している奈良さん宅。大和芋といえばとろろ。大好物なんだよね〜! しかし、“働かざる者喰うべからず”!ということで、まずは収獲のお手伝い。奈良さんがトラクターでざっくり掘り起こした大和芋を掘り出すのだ。両手で探ると…何やら硬いものを発見。つかんで掘り出すと、大きな大和芋!
 イエーイ! 調子に乗って宝探し気分で堀まくる。土の匂いがして吹き抜ける風が心地よい。たまには土まみれになるのもいいもんだ、と慨にふけるのもつかの間、ああ、疲れてきた…。腰を曲げてずっと掘り続けるのはなかなかキツイなあ。「エコ農産物はできるだけ除草剤を使わないようにしてるから草むしりも大変なの。目を離せば雑草はどんどん伸びるから、特別なことがない限りは朝から晩までずっと草むしりよ」と奈良さん。農作業は日々、体力勝負。エコ農産物ならさらに手間がかかるのだ。さて、労働の後はお楽しみの大和芋料理。奈良さんがふるまってくれたのは、大和芋のお好み焼き、大和芋のゆず煮、大和芋のようかん。大和芋の食べ方ってとろろだけじゃないんだ!
 しかも、「大和芋は疲労回復にいい。風邪も吹っ飛ぶのよ」と奈良さん。へたり気味の私は食べるしかないでしょう。特有の軽さと食感が楽しめる大和芋料理は、どれもこれもウマッ!思わずいつもの2倍食べてしまった。
 お次はカブ農家の恵畑さん宅へ。ピンピンした葉に白くてつるっとしたご自慢のカブでつくってくれたのは、カブのみぞれ煮。カブをはじめ、エビやしめじなどをお出汁で煮て、大根おろしならぬカブおろしを合わせた温かい一品だ。実は、私はカブを煮た料理が苦手。くたっとした微妙な柔らかさとクセのある味がダメなのだ。が、この料理のカブはホクホクしたいい柔らかさで、嫌なクセもない。初めてカブがおいしく食べられたっ! カブの本当のおいしさに開眼し、先ほどの満腹感もどこへやら、パクパクパクパク…箸が止まらない。大丈夫か、私の胃袋。
 3軒目の玉造さん宅ではニンジン料理のおもてなし。おしんこに松前漬け、切り干し大根、卵焼き、ゼリーと、レパートリーの多さに驚いた。「ニンジンってとにかくもう、どんな料理にでも使えるんですよ」と玉造さん。料理に彩りを添えるし、日持ちもする。ニンジンの万能ぶりにすっかり感心し、料理をひと口ずつつまむ。
うわ、おいしい! ニンジンの自然な甘さ、それにシャキッとした歯ごたえがたまらない! 「突撃!隣りの晩ごはん」(byヨネ○ケ)気分で回った、「ちばエコ農産物」の農家巡り。食い意地の張った私は残念ながら3軒でギブアップしたけど、おいしい野菜料理三昧にブルーな気分もすっかり消え、少しは健康的になったかも〜(とくにお腹)!

認証マーク “ちばエコ農産物”を楽しむ!
「ちばエコ農産物」を求めに出たのはいいけれど、それを生産する農家は千葉全域にあまたあり。どこへ行けばいいのやら…。そこで協力をお願いしたのが「房総食料センター」。山武郡横芝光町を中心とする千葉県北東部の7市3町の生産者約120軒の中から、香取市の農家を紹介してもらった。元々化学合成農薬や肥料の減量にこだわってきたセンターでは、全組合員の半分はエコ農産物を扱っているのだそう。

イータ君【ちばエコ農産物の5つのポイント】
@ 化学合成農薬と化学肥料を慣行栽培(県内の一般的な栽培)の半分以下
A 徹底した作業の記録
B 栽培前と収穫前の審査
C 認証番号から栽培情報をネットでチェックできる
D 県の担当職員が現場を直接チェック

認証マーク ちばエコカブを味わう
 カブ、根みつば、サツマイモ、落花生など幅広く野菜をつくる恵畑さん宅では、旬のカブを使ったみぞれ煮をごちそうに。皮と葉を落とした丸ごとのカブと、すりおろしたものを合わせて煮る。片栗粉でトロッと仕上げたやさしい味わいだ。「葉が水分を取るので、葉と実は切り離して保存して」と恵畑さん。家の定番メニューは、昔からの保存食であるカブの酢漬けや、茹でた葉のゴマドレッシング和えなどだとか。
恵畑さんに作り方を聞いてみました
【カブのみぞれ煮】
・カブの皮をむいて葉を落とす。
・カブまるごととホタテをだし汁で煮る。(だし汁に一晩漬けると味がよくしみこむのでベター)
・あとから海老としめじ、葉みつばも加える。
・塩で味付け。
・水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。

認証マーク ちばエコニンジンを味わう
 玉造さん宅では、ニンジンは7月に種をまき10月頃から出荷していくという。「種まきの時期はちょうど梅雨明け。雨が少ないと水まきが必要だから、ひと苦労。日中は照り返しがひどいので朝晩にやらなきゃいけない。とても天候に左右される作物」と玉造さん。そうしてできたニンジンは、実に多彩な料理に使えてしまう。日持ちもするし、野菜不足を補うためにも台所に常備しておけば何にでも使える!
玉造さんに作り方を聞いてみました
【ニンジンゼリー】
・ニンジンをいちょう切りに薄く切る。
・ぐつぐつ煮て柔らかくして、熱いうちに潰す。
・寒天を水で溶いて、煮立ったところに、潰したニンジンを入れる。
・砂糖を入れて型に流す。
【松前漬け】
・味付けにしょうゆと酢を入れるのがポイント
・ニンジンを細めにして、たくさん入れる。イカは干したのをそのまま使うのは硬いから、冷水に長時間浸しておいたのを使う。
・あとは普通の松前漬けの作り方と一緒かと思います。
【切り干し大根】
・これも基本は普通の切り干し大根と一緒。
・戻した切り干し大根と、同じようなサイズに切った大量のニンジン(玉造さんのこの料理はニンジンがメインなので)と、油揚げを炒めて、砂糖、しょうゆ、みりんで味付け。最後にごま油を加えるのがポイント。
【ニンジン入りたまごやき】
・味付けは砂糖と塩
・ニンジンと長ネギをみじん切りにして入れる
【ニンジンのお漬物】
・たくあんと一緒に漬けるだけ・・・

認証マーク ちばエコ大和芋を収穫
 奈良さんの畑で大和芋の収獲を体験。畑では今年、70アール(7,000u)分の大和芋を栽培したという。トラクターが通った後の土を両手で探って掘り出すと、まっすぐな芋、手のひらみたいな芋、いろんな形の芋がザックザク。「人と同じで芋にも器量良しもいればそうでないのもいる」のだとか。大きければいいものでもなく、市場では平均200gのすり下ろしやすい棒型が好まれるのだそう。

認証マーク ちばエコ大和芋を味わう
 大和芋はいわゆる山芋の一種で、主に関東で栽培される。粘りが強くてとろろ向きなので、俗称“とろろ芋”。確かに、奈良さんがすると、出てくる、出てくる、キョーレツな粘り! お好み焼きはこれをたっぷり使って(写真の量で約300g)、卵にキャベツ、ネギなどを加えて焼き上げる。小麦粉を一切入れないのでとっても軽〜い。ゆず煮は、皮むきしてひと口大に切った芋を砂糖と極少量の塩だけで煮た、栗きんとんを思わせる甘い一品物。上に乗せたゆず皮の香りがまた爽やか。ようかんは、ゆでて潰した芋と粉茶、水、砂糖、粉寒天を火にかけて焦げないように混ぜて型に流せばOK。芋の食感が残るヘルシースイーツだ。

【大和芋のお好み焼き】
〈材料〉
・大和芋300g あとの具は適宜
〈作り方〉
・300gの大和芋をする。
・たまご、キャベツ、ねぎ、桜えびなど、入れたいものを何でも入れて、混ぜて焼く。

【大和芋のゆず煮】
〈作り方〉
・皮をむいて、やがいて、お湯を一度捨てて、味付けは砂糖だけで煮ていく。
・ぬめりが出てくる。
・白くするために少しだけ塩を入れる。
・最後にゆず皮を切ってのせて出来上がり
奈良さんに作り方を聞いてみました
【大和芋ようかん】
〈材料〉
・大和芋300g 水300g 砂糖300g 粉寒天1袋(いわゆる普通の家庭用だと思われます)粉茶 適宜
〈作り方〉
・大和芋300gをゆでて、つぶす。
・同量の水と砂糖と粉寒天1袋をまぜて、火にかけ、焦げないようにまぜていく。
・緑茶(粉茶)を適当に足して色付けして、弁当箱に流してさます。
緑茶の代わりに、余ったいちごジャムなどでもいい。



「ちばエコ農産物」は、直売所など「ちばエコ農産物販売協力店」で買うことができます。
ちばエコ農業情報ステーション」:http://www.agri.pref.chiba.lg.jp/eco/


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